開発事例:リアルタイム・イーサネット

・ODVAの以下のConformanceに関して、お客様のシステムを事前に評価及び調整作業

・取得を目指すお客様へのコンサルティング実施

・Ethernet IP Adapter on EtherNet/IP:CT16、DLR、ACD含む

・Ethernet IP Adapter:CT15、DLR、ACD含む

<<< 最新版のCT17にも対応済みです。 >>>

弊社の産業Ethernet用スタックは、PROFINET、EtherNet/IP及びEtherCATを含めて20社以上の実績がございます。

以下の会社は、その中でも特色のある採用実績としてご紹介させていただきます。

A社
スタックPROFINET(V2.35対応)、EtherNet/IP(CT15対応)、EtherCAT
CPUルネサスエレクトロニクス社製 RXシリーズ
主な特徴お客様は、上記スタック上にセーフティ(PFOFISafe、CIP Safety)を実装されました。
弊社では、CIP Safety実装のため、IOサイズ及び初期化手順の改造を施しました。
PFOFISafeは、スタックの変更することなく実装を完了しました。
弊社スタックのセーフティ対応済み製品を使用することにより、改変を最小限に出来ました。
B社
スタックEtherNet/IP(CT16、DLR、ACD、DHCP、BOOTP対応)
CPUルネサスエレクトロニクス社製 R-IN Engineシリーズ
主な特徴お客様は、上記スタック上にInput only、Listen onlyに対応し、Exclusive ownerを含めた10個のPLCからの通信に対応するように実装されました。
C社
スタックPROFINET(V2.34、MRP、Netload Test ClassⅢ対応)、EtherNet/IP(CT16、DLR、ACD、DHCP対応)
CPUルネサスエレクトロニクス社製 R-IN Engineシリーズ
主な特徴お客様は、”SDAI”を利用することにより共通のアプリケーションでマルチプロトコルをシステムを制御されております。
EtherNet/IPではIPアドレスの取得方法として、従来からあるStored Valueの他に、DIPスイッチを利用した自由度のある設定方法や、DHCPモードへの切り替え等を実装されております。
D社
スタックPROFINET(V2.41、MRP、Netload Test ClassⅢ対応)、EtherNet/IP(CT17、DLR、ACD、DHCP対応)、EtherCAT
CPUルネサスエレクトロニクス社製 R-IN Engineシリーズ
主な特徴このお客様は、SDAIを利用してアプリケーションの共通化をしております。
2CPU構成を生かし、片方のCPUはスタックプログラム専用で動作させ、もう片方のアプリケーション専用CPUからDIPスイッチによる切り替えで、別々のスタックを起動できるように実装されております。
アプリケーション専用CPUで動作させ、SDAIを利用することにより、アプリケーションは各ネットワークスタック制御共通に管理することができました。

 

語彙に関して:

    • V2.34、V2.35、V2.41はプロフィバス協会が定めたPROFINETのコンフォーマンステストの対応バージョンです。
    • MRPはPROFINETの冗長化の規格で、Media Redundancy Protocolの略になります。
    • Netload Test ClassⅢはプロフィバス協会のコンフォーマンステストの規格でとなります。それは1000個以上の機器との接続に耐える条件とも言えます。
    • CT15、CT16、CT17はODVA協会が定めたEtherNet/IPのコンフォーマンステストの対応バージョンです。
    • DLRはEtherNet/IPの冗長化の規格で、Device Level Ringの略になります。
    • ACDはEtherNet/IPのIPアドレス重複を検出する規格で、Address Collision detectionの略になります。
    • DHCPは 機器にIPアドレスなどの情報を自動で設定する機能のことで、 Dynamic Host Configuration Protocolの略になります。
    • SDAIはSimple Device Application Interfaceの略で、弊社独自の各スタック共通のAPIの仕様になります。
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